メガピアDJバトラーズ

総ボリューム150ページを超えるオリジナルバトルコミック!!ひとつの曲2以上でコラボ制作、対戦式型フルアルバムCD

what's new

テキストコメンタリー&ライナーノーツ

(ご注意)

本稿は、本編を読んでいただいた方のみを前提にコミックの設定・背景を解説したテキストです。
すでに一度『メガピアDJバトラーズ』を読まれている前提で書かれております。
多量のネタバレを含んでおりますのでご注意下さい。

[コンセプト~企画実現化まで]

企画の発端はIOSYSのARM・D.watt両氏が「同人音楽のファンに、もっとクラブに足を運んで欲しい」という想いから、
「DJ」や「クラブ」というものをわかりやすく、コミカルなコミックで見せよう、と着想したアイデアでした。
オリジナルプロットとおおまかな世界観設定をD.wattが作成。
それをTDK ROTTERDAMがベースシナリオとして再構成。
ARM~オルダ~TDKの三者、さらにメーリングリストでMEGAPEERアーティスト全員にシナリオを廻すことで
コラボレーションされました。
また、作画はそれぞれMEGAPEERにジャケットワーク関連やアーティスト各人にご縁のあった4人の漫画家さんで
リレー形式で描いていただいています。

第0話は、初期プロットには予定していなかったストーリーである。ストーリー順としては第三話と第四話の間、
「DJ ARM 対 DJ TECHNORCH」の物語が順番を前後する形で挿入されています。
これは物語全体の勝敗ルールとストーリーの導入を理解しやすくする為であり、
また本書「DJバトラーズ」コミック全体のパイロット版としての役割をも果たしています。
作画担当はこの後、第4話も執筆する内藤隆。 予定になかった第0話の制作を提案、進言したのはTDK ROTTERDAMと
内藤隆だった為、責任を取ってこのような形になりました。


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作画担当の内藤隆によると、このページは歴々のフライヤーが重ね貼られ続けたクラブの壁面をイメージしている。
つまりエンディングシーン→オープニングシーンが密かにループしている、という演出。
ちなみに背景のフライヤーは左上から時計回りに、[MEGAPEER 2010.6.5]→[TANO*C 13th STRIKE 2010.03]→
[TANO*C 10th STRIKE 2009.06.27]→[MEGAPEER新年会 2009.1.10]より。


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『光音の女神 "イオシウス"』
『闇音の女神 "コアタノス"』
言うまでもなく「イオシス」「ハードコアタノシー」それぞれのレーベルが人格・神格化した存在。
その存在は宇宙そのものであり、両手にターンテーブルならぬ巨大な銀河そのものを回転させ、
ギリシャ神話の如く宇宙創世の太古よりいつ果てるとも無い無数の神々同士とのDJバトルを行い続けて来た、その最後の二体。
よってこの場合、両者のどちらかが正義・悪であるという図式は必ずしも当てはまらない。
対立する存在ながら両者の目標は最終的に完全なる「調和」を目指すものであり、戦いはそのプロセスでしかない思われる。
つまり楽曲や所属に捕らわれることなく、「すべての音がそれぞれのジャンルのままでありながら一つに響和する」
その究極の到達点を求めていると考えられ、その無限の組み合わせを模索し続ける全ての「DJ」は
その目的のために生み出された開拓者であり体現者と言える。
つまりバトルそのものが『みんなの心が一つになる』へのプロセスなのである。


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背景に見える巨大ロボット。右奥は次の第1話で初登場するARMのサークル「ラジオウェイブイオシス」。
より激しいバトルに呼応するが如く、第1話登場時よりさらに巨大化・パワーアップしている。
対する左奥はテクノウチの超巨人サークル「999」。
テクノウチの下半身が不定形なのは、ラジオウェイブイオシスが搭乗形なのに対し、
999は主と融合することにより能力を得る、という設定のため。ちなみに2人が戦いを繰り広げているのは、
設定上第3話で「レイヴ会場」と呼ばれた巨大な荒野。
オーディエンスは第3話の後、大挙して押し寄せたレイヴァーたちである。


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ARMが左腕につけているものこそ、0話冒頭で二大女神が放出したDJたちのエネルギー増幅機「ヴァイナル」。
CDをセットするとレーザーターンテーブルが出現し、どこでもDJプレイができる他、そのパワーを増幅、
エネルギーとして放出することができる。
DJ TECHNORCHの左手に付いているのはコアタノスから受け取ったヴァイナルではなく、
自らの肉体を変化させ生み出した「カオス・ヴァイナル」。


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『これこそ祭り(レイヴ)!』 DJ TECHNORCHの口から「祭り」にルビを振って「レイヴ」とする言葉が出ます。
「レイヴ」は劇中キャラクター「DJ TECHNORCH」の存在を一言で現す言葉だと言えますが、
この言葉がストーリーの中でどのように変遷していくかもまた隠れたポイントと言えると思います。


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『パーフェクトあんあアンカーにしなさい』
元ネタは以下の通り。
イオシス東方アレンジに時折登場する定番フレーズ パーフェクト →「チルノのパーフェクトさんすう教室」
(「東方氷雪歌集」 収録)
あんあ →「患部で止まらずそのまま奥まであんああん ~ 最後の優曇華院」
(「東方河想狗蒼池」 収録)
アンカー →「キャプテン・ムラサのケツアンカー」
(「東方アゲハ」 収録)
にしなさいっ →「お嫁にしなさいっ!」
(「東方萃翠酒酔」 収録)

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『STRAIGHT 一回性二階席』
DJ TECHNORCH 同名シングル曲より。
ちなみに本作品でのDJ TECHNORCHは、イオシス側にもハードコアタノシー側にも属さない、異次元人という設定。
詳しくは「キャラクター設定資料」を参照。


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『アリス‥‥オールダー‥‥ディーヴァット‥‥』
過去に「欠片」として存在し、衝突して消えていった古代の音楽神の名称。
この台詞から、イオシウス・コアタノスが神々の最後の二体であることが読み取れる。
名称はそれぞれ、本作の成立に深く貢献していながらも劇中には実名登場することのなかったスタッフの名前がモチーフである。
誰だ誰かはご想像にお任せ致します。ちなみに「アリス」とは、初期段階の設定書に登場ながら
本編登場を果たさなかったキャラクター「アリスちゃん」のこと。
ところでARMと対話している謎の人物。設定上は特に指定はないのだが、
作画を担当した内藤隆は明らかに誰かを想定して描いた模様。はたして誰か……?


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CDライナーノーツ
『それにしても胸盛り過ぎだろうよ』すいません。つい。
しかしこれからもくじけず盛っていきたいと思う所存です。

第1話 「初動 ~part A~」
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さて、第1話の作画ご担当いただいた漫画家さんは、サークル『DROP DEAD!!』でご活躍中の水瀬修さんです。
思いがけずのメカ描写にご苦労されたようですが……(^ ^;;
オルダさんも「これはかわいい」と絶賛のメガミとピアスを描いていただきました。


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『Alabaster (Cradle to Grave)』
『源屋 (MINAMOTRANCE)』
ハードコアタノシーの先方としてお二人の登場です。
余談ですが、本コミック制作の折には、ARM、D.watt、オルダ、TDKと完成した脚本をまわしてそれぞれに手直しをしたのですが、
イオシス勢がどういう訳か「北○の拳」ネタを折に見て織り込んできます。この2人はそれをモロに受けてしまった例。


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『メガミとピアス』
MEGAPEERイメージキャラクター、メガミとピアスがマンガとして初めて登場。
オフィシャルweb「クラブヘ行こう」等での動画化はあったものの、このようなマンガ形式での登場はこれが初。
元々ベースストーリーが存在しないキャラクターの為、設定は本作品のみのものとお考え下さい。
ちなみに2人の口調も個性の強いDJさん達の負けないように、ちょっと誇張されていたりします。
2人が「VJ」というのも、コミック独自設定。


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『Morrigan「一切、踊らせません!!」発言』
クラブイベント「MEGAPEER」常連の皆様ならよくご存知。Moriggan(wave)のライブは「踊らせない」「踊ったら負け」。
本当に言ってるんだから仕方ない。


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『Nami_Vindalfr (ハードコアタノシー)』

ナミさんはハードコアタノシー、並びにMEGAPEER関連ではVJとして長らくご参加されている方。
ご本人がイベントでネコミミを装着されているので、そんなイメージに。
ちなみに第1話登場のハードコアタノシー軍3人は、女性1人の男2人でタイムボカンの「3悪トリオ」をイメージしていたりします。


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『スーパー五寸釘アターック!!!!!』
ARMと言えば五寸釘。五寸釘→「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」
(「東方乙女囃子」収録)登場の名フレーズより。


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『サークル "ハードコアシンドローム"』
ハードコアシンドローム→HARDCORE TANO*Cによるハードコア・コンピレーションCDシリーズ
「HARDCORE SYNDROME」より。

第2話 転化 ~part B~
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第2話を担当していただいたのは、ニコ動はもちろん各方面でご活躍の「てつ×ねこ」せらさん
webアニメ『S~METALBLADE~』第二話の作画まっただ中でお忙しい中、33pものマンガを書いていただきました。
しかもテンポのあるギャグマンガとしては大変高いクオリティ。さすがでございます。


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『DJ-Technetium (Cis-Trance)』
アーティストプロフィールの写真をご覧になれば判りますが、
DJ テクネチウムさんはDJの時にはこのようなガスマスクをつけてパフォーマンスされることで有名。
そのガスマスクのブツ撮り写真をいただきまして、丁寧に絵に起こしました。というこれもまた見事なご本人ネタ。


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『Nana Takahashi (SOUND HOLIC)』
『A~YA (SOUND HOLIC)』
MEGAPEER関係では、GUCCIさん率いるレーベル「SOUND HOLIC」にて。
またA~YAさんは「SOUND HOLIC」のジャズアレンジユニット・「SWING HOLIC」にご参加の超実力派ボーカリスト、
と認識されている方が多いかと思いますが、お二人ともそれ以外でも実に様々な方面でご活躍ですので、
詳しくは個人webをぜひご覧下さい。ちなみにお二人がこのTシャツを着た事実はないと思います。


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『その背中に大きく『バーカバーカ』と書かれたオシャレなTシャツ!!』
バーカバーカTシャツ。一時期完売でしたが、現在また再入荷・販売中です。2,400円。


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せら「このコマ、ARMさんの写真見ながら描きました。」


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『REDALiCE直属(美人)秘書・歌姫ノミヤアユミ』
野宮あゆみさんご登場です。衣装のデザインイメージはもちろんどストレートに「悪のセクシー女幹部」。
……ご本人のご感想は聞いておりません。


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余談ですが、せらさんの描くMorriganの簡略が効いたマンガ顔がおもしろいと作家間で大評判でした。


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livetuneのkzさんご登場です。
MEGAPEERをはじめ、DJやメディアに露出される時のフードパーカー姿を再現・キャラクター化しているのは、
本誌設定解説でも触れましたが、
では「エイブルトン」とは……? これはkz氏ご本人が鷹を飼っているから……ではなく、
実はkz氏が作曲に「Ableton Live」(アルベルトン ライブ)というシーケンサーソフトを愛用していて、
「これがないと作曲できない!!」とまで言っている所から来た、ご本人ネタ。
また同時に第2話登場のタナトスが「大鎌=死神」をイメージすることから、対するkz氏は曲のイメージから
「天使=翼」と結びつけ、キャラクターをイメージメイキングした結果だったりします。


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『レジスタンス リーダー 三澤秋』
三澤秋さんご登場です。MEGAPEERの前身イベント「Cosmosmith」から現在までMEGAPEER皆勤賞の三澤さんは
レジスタンスリーダーという大役を担っていただきました。余談ですが、「DJバトラーズ」発売が2010年12月29日。
年明け2011年1月8日のイベント「メガピア新年会」では、なんと本物の三澤秋さんご本人が
「メイド服に日本刀、倹約ハチマキ」というコミックそのままのコスプレ姿で登場してくださいました。
三澤さんの貴重な絶対領域が拝めたのは、この日MEGAPEERに来た人だけ。来れなかった人、悔しかろう。


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『DJ GUCCI (SOUND HOLIC)』
SOUND HOLICのグッチさん登場。「えー、まー、」はご本人のマジ口癖。


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『バーカバーカ トートバッグ』
2011年1月現在、残念ながら「バーカバーカ トートバッグ」は在庫切れ中です。
代わりに「はいてないトートバッグ」をお買い求め下さい 。1,050円。


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『三澤無双!!』

気合いの入ったMEGAPEER常連ならご存知のネタ。
もちろんやたらめったら日本刀を振り回すことではありませんので誤解なく。


p047_05コマ目

『DJ 豚鼻博士 (ハードコアタノシー)」
『t+pazolite (Cutie & Headshaking Sounds)』
今回登場キャラクターの中で一番「似過ぎ」と評判、Betwixt & Between名義でもご活躍の豚鼻博士。
ご本人も一目で「うわっ、この人いまマンガから出て来た!?」と思うぐらいのインパクト。ぜひ直接観に行っていただきたい。
あと、t+pazoliteさんは「とぱぞらいと」と読みます。


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『サークル "サウンドホリック"』
『サークル "スイングホリック"』
言うまでもなく、GUCCIさんが「SOUND HILIC」「SWING HILIC」というレーベル2つを
主催されていることからのご本人ネタ。


p054

豚鼻博士「ポリ・カラミティッッ」
t+pazolite「ツギハギコ・ンストラクションッッ」
Morrigan「インサイド・クラシカル」
DJ GUCCI 「グレイジン・バレッツ』


p056_01コマ目

タナトス「パラダイスロスト」
各DJさんの「必殺技」名はそれぞれのご本人さんに考えていただいたものを採用しています。
詳しい意味や由来に関してはあえて聞かないままです。


p062

DJ_z『‥‥まさか私がリミックスされる側に廻るとは‥‥』
kzさんの2ndアルバムが、1stのリミックスアルバムであることからのネタ。


p060_1コマ目

『"Hey, let my heart be beating DJ"』
p60と63の背景に、歌の歌詞が散文的に配置されていることにお気づきだろうか。
p601コマ目には「"Hey, let my heart be beating DJ"」。
p63のkzサークル召還シーンには「いつもよりもずっと強く 刻む鼓動で眠る星 すぐ目を覚ますよ」のテキスト。
これらはメガピアDJバトラーズ同梱CD「The VERSUS Tracks」より、
正にkzさんご担当の曲 tr.01 の実際の歌詞からサンプリングされたもの。
曲とコミックが同時並行で制作されていた「メガピアDJバトラーズ」。
曲作りに於いて、ミュージシャンやボーカリスト、作詞担当の皆様がコミックの世界観をいろいろと反映していただいたりしたので、
これらはそれに対するアンサーである。詩の内容とまさにリンクした名シーンとなった。
ちなみに該当部分の作詞は七条レタス(D.watt)氏。


p060

『‥‥フットステップだ。レジスタンスの仲間たちが、市民が、BPMに合わせて地面を打ち鳴らしている。
お前たちのDJプレイに応えているんだ。』「フロアを盛り上げているのはDJである」と一方的な図式に捕らわれがちですが、
「フロアのオーディエンスがDJを盛り上げる」という事だってあるのです。
そんな相乗効果もあることを描きたくて作ったシーン。


p062

DJ_z『‥‥まさか私がリミックスされる側に廻るとは‥‥』
kzさんの2ndアルバムが、1stのリミックスアルバムであることからのネタ。


p063_4コマ目

『サークル  "エイブルトン・アライヴ"』 先のkz氏愛用シーケンサーソフト「Ableton Live」をさらにもじったネタ。


p065

DJ_z『必殺、"L.N/G.N" !!!!』
kz氏の名曲「Last Night Good Night」より。


p067_1コマ目

三澤さんの一人称が「ワシ」ってどうなんでしょうか(笑) ちなみに個人的には最高ですが。

第3話 破壊 ~Break~

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第3話ご担当は、D.wattさん一番のご推薦・サークル「az」の、おのけいさんです。
前半に大規模な大乱戦を予定していただけに、バトルシーンの濃い作風(芸風?)をお持ちのおのけいさんに
ピッタリだったと思います。
他の作家さん同様、ご多忙の中、世界観の把握にご苦労されながら最高の原稿を仕上げていただきました。


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扉絵にはARM、TECHNORCH、そして「ぜひ描かせていただきたい」というおのけいさんご本人のリクエストの元に、
第3話には登場しない三澤さんが描かれています。ハチマキに注目。


p72_3コマ目

「サー・イエッサー」は、REDALiCEのライブ中のコール&レスポンスとしてお馴染みのフレーズ。


p73_1コマ目

戦闘員の両肩についているスピーカーは「携帯型音響兵器」という設定。


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誰ですか?この人。 >>おのけいさん


p77_3コマ目

メイド喫茶『サッポロハードコアチャンネル』


p77_4コマ目

『DJ 一戸建 (Sapporo Hardcore Channel)』


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『RoughSketch (Sapporo Hardcore Channel)』

DJ 一戸建さんとRoughSketchさんはお二人とも、
札幌を中心に活動されているハードコアグループ『Sapporo Hardcore Channel』のメンバーとして活動されています。
もちろんメイド喫茶とは何の関係もありません……。
ちなみに一戸建さんご本人から作画資料としていただいたプロフィール写真はどれもこれも、
あからさまな「ヘン顔」をしたものばかりだったことを付け加えておきます。


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『DJ ビートまりお (COOL & CREATE)』
ピートまりおさんご本人は言わずと知れた「COOL&CREATE」のボーカルですが、
MEGAPEERでは「DJビートまりお」としてDJの一人として登場されております。
ただ、何故サークルがウ○コ型なのかと言えば……疑問に思った方はファンの方々に聞いてみて下さい。


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『ono☆ken (axsword)』
2011年1/8の「メガピア新年会」ではono☆kenさんライブでは、観客にまさか再び禁断の「オノケンサンバ2」を披露!!
ご本人曰く「あのコミックがなかったら、絶対やらなかった……」


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『巨大決戦兵器 タノシーストライカー』
『巨大決戦兵器 タノシーインフェルノ』
元ネタはそれぞれHARDCORE TANO*Cのクラブイベント『TANO*C STRIKE』『TANO*C INFERNO』より。


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『DJ TECHNORCH (999 Recording)』
テクノウチ登場。『TECHNORCH = リアル・崖の上のポニョ』のイメージでキャラメイキングされています。
ボニョは劇中で肉体を[魚←→人間]の間で何度も行き来させながら文字通り自分の身の置き場所を探します。
それが自我・自意識の模索を続けるDJ TECHNORCHの創作の方向性に重ねています。
劇中で魚ではなく人外の異形フェイスなのは、『BOSS ON PARADE REMIX』等のジャケットイメージから
『ボニョ = クトゥルフ』説もプラスしている為。また台詞が散文的で混乱しているのは、
リアルでレイヴカルチャー信奉者のTECHNORCH氏から『レイヴ=狂乱』の体現者を意図的にイメージさせ、
後に登場するREDALiCEの「DJとしての立場」とを対比させる為でもあったりりします。

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「凄いな。これはレイヴだ。」
「なーに? それ。」
「太古の祭りさ。」
言うまでもなく、これは劇中世界での解釈。
『レイヴ/REVE』とは本来、90年代のハード・クラブミュージックの登場と共に現れたダンスパーティの発展系のこと。
都会のクラブスペースや人気の無い野外で盛んに行われ、
特にアメリカ西海岸は「セカンド・サマーオブラブの聖地」とまで言われました。
ウィークデイは都会で働く人々が、週末はひとときの自由を求めて車に乗り合ったりして、文字通り「西」へ向かった訳です。
(TECHNORCHが決戦地を「西の砂漠」とするのもその為。)
20年近く経過した今日現在では、言葉だけが様々に解釈されると同時に本来の姿に近い実体としてのレイヴパーティは、
ほぼ存在しないに近いので、作品の中でも自由なイメージで様々なキャラクターに、
それぞれの立場で好きな言葉を当てて解釈させています。


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『遥か未来で……マンボウに乗って………』
第4話でも登場しますが、ここですでに「アルバトロシクス」へのネタリンクへの布石が……。


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『モリガン死すとも音は死せず』
たいへん 話題になった、Morrigan自爆(&笑顔でセクハラ)の名シーン(笑)。
このシーン、元の脚本には一切予定がなく、作家会議中に、「最後にモリガンが自爆するっていうのはどうかな!?」
「それ、いいね!!」 ……本誌発売前のM3でご本人には謝っておきました。


第4話 結終 ~Outroduction and mix~

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第4話作画は、第0話に続き内藤隆 (ナイトウテクノロジー)
一迅社『COMIC REX』誌
で月刊連載『恋華奇跡-コイバナキセキ-』をスタートした直後の最も大変な時期に
2話分ものコミックを書き下ろしていただきました。


さて、ご覧になった方はすでにお分かりだと思いますが、第4話は全体を通して同梱CD「The VERSUS Tracks」、
REDALiCE氏のレーベル『ALICE's AMOTION』
そしてARM氏のエレクトロ・ポップ・ミュージックユニット『アルバトロシクス』
ファンならご存知のテキストやネタが随所に仕込まれています。
これは「それぞれのDJのファンの人たちによりコミックを楽しんで欲しい」という作家の意向から盛り込まれました。
また最終話に相応しく、メインからモブまで全話のキャラが総登場している事にも注目。
ネタ探しをしつつ読み解くと、二倍楽しめますよ!?


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『‥‥紅の世界へようこそ‥‥』
REDALiCEが実際に使う、DJプレイでのオープニングフレーズ。


p108_3コマ目

『我々のプレイは伝播され、中継され、世界中に広がってゆく~』
この表現が何のメタファーなのかは説明する必要はないと思います。
ちなみに周囲を飛び交っている「矢印」型のものはアルバトロシクス「ホシヲコエテ」PVのビジュアルイメージより。
これを可視化された「ヴァイナルラインネットワーク」とするのは本作独自設定。
この後、アルバネタが関連する随所に出て来ます。


p109_2コマ目

REDALiCE「さあ‥‥オーディエンスの期待に応えよう!!』
この一連の台詞こそが、「REDALiCE」という劇中キャラクターを一言で表す言葉ではないかと思います。
尺の都合で本編では短くなっていますが、このシーンの台詞はシナリオ原文ではこう描かれています。


REDALiCE

『判るか。これがDJを務めるということだ。これが人々に求められるということだ。
          さあ‥‥オーディエンスの期待に応えよう。最高の瞬間にしようぞ‥‥!!!』


本から音が出ない以上、コミックで「DJというものをどう表現するのか?」というそもそもの大きな命題がある訳ですが、
本作では「DJの要素を登場人物のキャラクター性に重ねる」という表現を取ることにしました。
キーワード化するならば、DJ TECHNORCHは『狂乱・混沌』、DJ ARMは『協調・調和』、
そしてREDALiCEは『責任』……という感じに。
DJがオーディエンスと対峙する意識として、ある者はエンターティナーとしての要求に応え、
自らが先導として人々を高みへ導く者にならなければいけない、と考える。
またある者は「導かれて行ける管理された高みなど、たかが知れている」と、
自らもその混沌と狂乱の渦の中に身を投じる。
そしてまたある者は、DJの与えるものは興奮と、混乱と、それだけなのか?
また逆に与えられることもあるのではないか?と悩み、旅をする……。
この作品の登場人物はそれぞれ「DJ」というものを語る上で導き出される要素の体現者なのです。


p111

『アリスズエモーション』
REDALiCE氏のレーベル名『ALiCE's AMOTION』から。


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『アルバトロシクス』
アルバトロシクスはARM氏のユニット名であると同時に、宇宙を旅するマンボウ型の宇宙船の名称。


p114_1コマ目

『クリムゾンハードコア』
REDALiCE氏のソロアルバム『CRIMSON HARDCORE』より。


p115

『超必殺、ゲットオーバー』
アルバトロシクスの名曲『ホシヲコエテ』より。
切断されたアルバトロシクスの中から登場してるのは、第0話の後、
ヒューマノイドと化した「ラジオ・ウェィヴ・イオシス」の最大進化フォーム。
その姿はあまりにも「アルバトロシクス」の誰かに似ているが……?
ちなみに周囲には同曲のPVで表現されている「矢印のベクトル」が飛び交っているのにも注目。
この矢印モチーフは何気にオルダ氏デザインの「DJ ARM」の衣装デザインにも取り入れられています。


p121_3コマ目

『物欲女神(マテリアルガール)』
これも隠しアルバトロシクスネタ。ファンの方なら何のことかお分かりですよね?


p134-135

同梱CD「The VERSUS Tracks」の正にラスト曲、
Track.10 『REDALiCE vs DJ ARM vs 三澤秋 / Monomachia』より抜粋。